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図書館、資料館に書き溜めてきた日記やSS(小説)を保管するところ。
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実際に遭遇した際の対話や被襲撃者達からの聴取などの情報収集で得た、
襲撃犯《マーシレス》についての捜査情報。


■マーシレスについて

〈外観〉
・顔までも真っ黒に覆われた、黒尽くめ。頭巾?か何かで隠している。
・赤い目。度々、カチカチと音が鳴り、大きくなったり小さくなったりと収縮する。
・身長170cmほどの、猫背気味? 細身?
・性別不明。 自身の事(一人称)は「僕」と呼んでいた。
・身体能力から予測するに、獣人の可能性大。跳躍とバランスに長けている。
・作られた中性的な声。
・口が回るのが早く、良く喋る。問いには答えてくれる事が多い。

〈内面〉
・以前は「マーシレス」ではない、別の名前を名乗っていた?
・怪我の場所も普通に口にしていたが、それも別に弱みなんかではないというような、余裕を見せていた。妙に明るく飄々とした印象。
・悪を根絶やしにしたがっている。
・「悪」の基準は何かと問えば、多くの者が思うような悪の定義と同じであるが、離れてもいて、中間である。そんな曖昧な答えを貰う。
・正義で行っているわけでないのは確か、とも答えていた。
・犯罪者に死を求めている。
・自分自身を主張したがっていたり、何かしら見せたがったり、「指標」などを残したがったりしている印象も。
・まるでこの街を見てきたかのような言葉。ペティットにはそれなりに長く滞在している?
・得意分野は遠距離攻撃、投擲。近距離戦の得手不得手は、まだ。

〈武器〉
・投げナイフ。暗闇では視認しづらい黒色。2mもある尾に、恐らく25本ぶらさげている。
・機械的でからくり仕掛けらしき、柄のある何か。「ギギザザの忘れ形見」と呼んでいた。
・五指の名前がついた剣。「屍色の爪」。色や光を映さないモノ。
「親指」かつてヤドリ樹で使用?
「人差し指」フランベルジュ?
「中指」2mほどの黒い剣。対ルイン用切り札? セシリアに使用
「薬指」ルインに使用

〈目撃・襲撃現場の位置〉
・裏通り
・瓦礫地区
・闘技場
・ヤドリ樹
・港の倉庫街
襲撃報告は、8月辺りから出始めた。正確にいつから犯行に及んでいるかは不明。

〈現時点で把握している被襲撃者〉
・ルイン(「悪党」と認識次第、問答無用で殺意を向け襲いかかった。)
・十六夜(「同業者には見えない」というマーシレスの発言。後にクロノドラでも襲撃を受ける。犯人はマーシレスの仲間と思しき者の可能性。詳しい事はアズライトの方が聴取担当。)
・コール(遊び感覚で、狙った?)
・マクナーリア(コールと一緒に襲撃を受けた。同じく遊び感覚?)
・セシリア(「再配分されるべきものでなければ、何でも良かった」が犯行理由。見極める為にも襲った? 彼女が何かしらの事に力を貸していたのを見ていた。)
・ノキエル(彼には嫌悪感が強く、殺す必要性があるらしい。)

※今のところ、マーシレスが殺したと断定される遺体や殺人事件の報告は上がっていない。現時点では、傷害と殺人未遂。


■ルール、法則について

〈「必要悪」〉
マーシレス自身がペティットで定めたルール。
このルールを縛るものが一つだけ存在しており、それがなくなった瞬間無差別殺人すら引き起こせる。らしい。

〈「再配分」〉
○対象は、賞金首ルイン。
○対象外は、自警団員。セシリア。マクナーリア。十六夜。賞金首ノキエル。
 コールは不明。
しかし再配分の対象外であっても、十六夜が襲撃を受けていたり、ノキエルの殺害を望んでいた事から、対象でなくても安心は出来ず、十分な警戒が必要とされる。
迎撃と逃走は行うものの、少なくとも、自警団員を本気で殺す気はないらしい。
罪もない市民をも時には対象になる事があり、狙うような発言も残されている。
街の為を思って行っている行為と、本人は自称する。


■マーシレスの仲間と思しき集団について

「レッドポイント」とマーシレスが称している。
作り出した武器であり道具であり、マーシレス自身が統括?していると言う集団。

組織犯行の複数犯の可能性。彼らの行動は「点数稼ぎ」と称されている。何らかの目的を持っている?
他にも「黒き海と紅き月に福音を」というフレーズが残されている。

点数稼ぎの先にあるものは何か、という問いには、答えたがらなかった。

〈構成員〉本人から名前しか聞いていない者含め。計9名。(内、2名が既に死亡?)
・ウルナス→17年前に作られた人造or改造人間? ランドロックが使用していたという魔力ドレイン系アイテムらしき黒い板をマーシレスに渡していた。
・ランドロック→熊獣人?
・フラネス→死亡?(過去の事件と同一人物かは不明。)
・エルヴァラ→死亡? 中指を使うらしい。
・アイレス、イジアス→クロノドラで何かを捜索している?
・他にも、エピラス、オリエス、リギニア、がいる。


■過去の事件との関連性

今回のマーシレスの事件と状況等が類似した案件の一覧。(実際に関わっているかは不明。まず、50年前や100年前の事件の方は月日の経過からするに直接的な関与の可能性はかなり薄いとみられる。)

・10年前の殺人集団「レッドポイント」
 黒尽くめで、赤目を持つ集団。既に解決した、とされている。

・50年前のクロノドラの事件「宵闇の手フラネス」
 5人で構成される殺人グループ。全身、漆黒の衣装。
 10日間で53人が殺害される。「屍色の爪」と呼ばれる剣、一人の人間が人差し指、二人の獣人が親指と中指、二人のエルフが薬指と小指。
 心臓を一突き。血十字を死体の胸に描く。
 10日で解決するものの、剣は発見される事なく。色を映さない、黒の呪いの剣。
 首謀者フラネスは影隠しの森で討伐? 死体確認されず。

・100年前のクヴェールの事件「騒がしき剣のギギザザ」
 女獣人、猟奇殺人鬼。裏商人と繋がりアリ。
 対立する商人を、改造武器で殺害。調査するにも、関係者は皆、解体殺人されていた。
 使用凶器は、裏商人の工房から押収された大型魔導機関剣? 無数の刃物をぶら下げるように所持。からくり剣。
 クヴェールにてギギザザを討伐した冒険者も、死亡。
 目撃例に共通していた「騒がしき剣」と形容される武器は発見されず。


■内部犯行の可能性

自警団員の事(他にもセシリアの事)を以前から知っており、内部くらいしか知り得ないような情報まで相手の手の内にある。(ちなみに誰一人としてマーシレスの姿に見覚えはなかった。)
その事から、自警団員と内通している或いは自警団員そのものの可能性。

バートレット隊長のプロファイリングの結果、
「街中自警団詰め所勤務の末端団員」「情報、諜報系」「獣人」「目立たず、素行に問題あり」
という情報が引き出される。
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