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図書館、資料館に書き溜めてきた日記やSS(小説)を保管するところ。
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10/5

アズがオレとアイズの手合わせ見たいっつう話を聞いて。
時間に闘技場に来てみれば、アイズがスクワット百回とか叫んでた。ついでにうさぎ跳びでこっちにまで来た。  ちょっと怖かった…。
マッスルになりたいらしい。オレ的にはそのまんまでいてほしい、んだけどなー…。
そして見に来たアズの視線が何だか恐い。アイズがTバック姿でオレをお姫様抱っこしたいとか夢を語った辺りから何かがおかしくなった。
アズがオレにTバック履かようと……!! 履かせようと……!! 部屋に来ないか、って……!!!
断固拒否するッッ。履くもんかとあの時は主張し続けた。 しかしアイズからも似合うとか楽しみとか言われたしどういう事なんだ。
それを皮切りにどんどん人が増えた気がするのは気のせいだろうか! ジュリエッタとかギガトールとかユベルティとか。
勝った方にTバック進呈だの、途中から食べ物賭けはじめるだの状況が

そんな中で、アイズと手合わせ開始。攻撃は寸止め、少し難しいものを感じたけれど。
それからも人の気配は増えていくが、戦闘中、見ている暇はなかった。後から見たら、ミカやカッツェ、レイン、オデット、レミ、ラビス、ファスマ、グリン……全員顔見知りだった。他にも知った人の気配が通っていった、ような?
今回の手合わせをどう思ったのか、聞けなかった相手もいたな。賭け事の方もどうなったんだろう。ってかみんなどっちに何を賭けてたっけ……。

結果。アイズの魔法に成す術なく、負ける。アズから支援も受けたけど、これは生かせなかったと言っても、良いのだろう。ラゼットのフラッシュライトは助かった……多分、なかったらあの足払いされた段階で負けていただろうから。
きっと対魔力なしだったら、もっと上手く行った自信があるが、それも言い訳にしかならない。戦場で、犯罪者で、魔法使いはごまんといる。戦う相手は、選べない。
そもそも、……力が十分に出せていない、らしい。
終わった後はアイズと反省点について語る。
獣人としての力や速度。本来はあるはずなのに、出し切れていないのか。加減、しちまってる…?
鍔迫り合いの時はかえって両手持ちで力押しにしてしまえば、勝る可能性はある。その方が乗り切れる。少なくとも同じ獣人以外には。
魔法の推測は相手の動きや言葉から。動作も言葉もないようなのだと、どうしようもないだろうけれど。
即座の行動に移す為には、警戒も大切。

結局、やっぱり、「甘さ」が絡む。戦闘にもだ。
実戦だったら、オレは死んでいた。首を貫かれて、死んでいた。
こんなんで自分を守れるか? こんなんで、誰かを守れるか?
立ち止まった瞬間に、死が待っている。
だから、何事も止まってはいけない。
ひたすら、攻めて、隙を作らないように。動き続ける、それだけでも。動かないよりは違う。
五感の活用、逆にそれでアイズの蜃気楼の視界に騙されたと言っても良いのかもしれないが、 それはオレ自身の気の持ちよう、か。
目や耳以外に活用できるところも、ある。そう、鼻だって人間より良いはずだから、使えるところは使わないと。全てを利用して。
どうすべきか、今回良く解ったから。良い手合わせに、なった。
ずっと前の闘技場での手合わせ、川で、山で……今回含めて、今のところ、アイズと戦ってオレ一勝しかしてなく、ね? そもそも勝ったあの時はアイズは魔法が使えないハンデがあったから、なんだろうな。
次こそは勝ちたい。

アズにはまた出来なかったけれど、カルの話もアイズに。
もっと早くに相談すれば良かった、と、またそんな後悔が。言う、つもりではあったんだ、これは。喫茶店の時に言えていれば。
ヨハンに一度カルの身柄を預けさせる事も出来た……そんな判断にも及ばなかった。何なんだろう、本当に。
その中でヨハンが聖術使える話も出て。そうだ。アイズの悪魔祓いの手伝いも頼めるかもしれない。ってなって、連絡先を伝えておく。
またバレットとも話をするようだ。オレのその日に行けたら良いな。なるべく参加していたい。

信用、してない、
レインの言葉が痛い。
詰めも甘い。こんな頼りない自警じゃ、尚更だろう。 …足を引っ張る。
なぁ、結局、信頼の低下の一端を担ってるんだぜ? やっぱり。

甘さがいいところ、なんて、言わないでよ

でも。オレのそれは、漠然としたものでしかなかった
とは、アイズに言われて気付いた
マニュアル通り? 決まり事?
目の前の事から背けてる? そんなつもりは、そんな事は、
でも、そう、なんだ
まずは、これからの事を、カルの事を、メフィストフェレスの事を、今起きている事態を何とかしなければ、ならない。マーシレスの事だって、そうだ。
何とかしないと。事件を解決させないと。
止まってれば、逆にますます人が傷つき死んでいく。終わってしまうから。

わからなくても、進むしかないんだ。
すぐに見つかるものではないって、アズも言っていた。
何年もこれを抱えてなきゃいけないんだ。わからない、まま。
何度も 繰り返し 繰り返し
オレがどうあるべきか。
此処に居る理由、感情は捨ててはいけない、これだけは、明確にある。
ただ、この道の走り方が――
目の前に靄がかかったまま、闇雲に走り続けるしかない、 そんな感じだ




とりあえず、うん。
話の途中でグリンが通りがかったり、ユベルティからアイズにTバック(黒と赤2枚)渡されたりしたんだ。
アイズと一緒に部屋へ戻った後、にだ。
…………「どっち履く?」じゃっねェよ!!! アイズの野郎ノリノリすぎるだろ!!
履かないってあれほど
しかし、履かざるを得なかったっていうかなんていうかなんていうか  なんていうか!!

もう二度とTバックは履かない



【アイザック、アズライト、ジュリエッタ、ギガトール、ユベルティ、ミカ、ラビス、カッツェ、ファスマ、グリン、ベリア、レイン、オデット、レミ】

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10/4

アイズがバレットのところへ話しに行くって聞いたから、オレも顔出しに。
何だかんだでバレットとゆっくり話した時もなかった気がするな。
アイズとも淡桜以来だ、ちゃんと話をしたのは。……あの日の続きは、明日の訓練の後という事にして。

悪魔祓いについて、となるとやっぱり傍で聞いていたいのが本音。勿論、当日参加するつもりだし予め色々知っておいた方が良いだろうから。
今日はアイズの故郷をもっと深く知る機会にも、なった。

まずは話の前にサンルームのガラス直しらしい。何か矢文が飛んできた、とか。若気の至りでも何でも、用件があるならば普通に郵便で送れば良いんじゃないかなァ…とは思うけど。
そのガラスもアイズの修復魔法で一発だ。
緑色の冒険者。自警に報告済みらしいから、また確認してみよう。

バレットの料理が豪華かつ美味すぎる。
エクレアとかトマトシチューとか提案貰った! 今度挑戦してみるぜ。
シチューはコンソメベース、加熱用トマトを煮込んで。加熱用、これ重要。
気が付けばお菓子のレシピが多くなってるのは何でだろうな、そういや。スイーツ男子ってのもなァ……。
冬の、雪が降った日に……料理の持ち寄り会、楽しそうだ。それまでにいっぱい覚えとかなきゃ。

セシル。元は囚人で、今は仮釈放されて賞金稼ぎ。
何の事件、だったけか……そんなに前でもなかった気がするが。
ギルバート殿、と呼ばれるとどうしても思い出しちまうな。
この街に助けられた、人達は沢山いる。セシルも、なんだな。
沢山の事情と視点と。無論だ。見て、知って、仕事していくんだ。
あいつも、頑張っていくんだろうな。街の為に。償いの為に。 ……応援してる。

本題。話は、アイズの故郷と呪いの事から。
精霊と人が共存する北方の街。リュミエール。
精霊の声で、街の方針も決まっていく。そしてその彼らと通じている精霊術士は、位が高い。アイズの家は特に高かったようだ。
呪いをかけた幼馴染。同じ位。仲が良かったはずの相手。
わざわざ、魔女狩りの対象になるという危険を冒してまで、悪魔を召喚してアイズに呪いをかけた理由は?
ああ、やっぱり、そいつが誰か解ったら、会えるなら、話がしたい。直接、聞いてみたい。それこそ、色々。
悪魔を召喚した張本人。魔法陣と本が残っていた。思い出そうとすればするほど、アイズにも負担がかかる。記憶が抜け落ちがちな理由は、呪いと関係しているらしくて。前に聞いた、実体化してしまった…黒い翼…を切り落とした時に、一緒に幼い頃の事まで消えてしまったらしい。文字の書き方、まで、も
でも、家族の顔はちゃんと覚えていた。…良かった。

家族を大事に想う、気持ち。
生きる為に契約した過去、契約した事はもう変えようもない。
だけど、その終わりも、もう、すぐそこまで来ている。
前を向いていこう? また家族と会えて、笑えれば、それで良いじゃないか。
祓いさえ、出来れば――
無事、終わって、故郷であいつが家族と再会できる日、オレが初めて会う日。そんな日が、待ち遠しくて。

悪魔祓い自体に危険性はそうないだろう、と。それには安心した、
けれど、ちょっかいをかけてくる輩も、いる、かもしれない。 魂を繋ぎとめる魔法。
興味本位なんかで、仕掛けられちゃ、たまらない
当日の任務は、必然的に、護衛。特にラクリモーサとアイズは、動けないだろうから。
バレットはアイズへ降りかかる害の肩代わりの役割で、戦闘も出来るけれどやっぱり二つも担当させるのは…な。
人手が足りない。護衛ももっといた方が良い。
けど、誰に頼む? 闇祓いの時は、コールやディアナ、ラフィ、アイムが協力してくれた。アイズの悪魔の事を知っているのは、いただろうか。ラフィは今、旅行中らしい。
後は聖の力ももっと。聖術を使える人に、頼まなければならないか。

バレットが、悪魔? って事は、契約、しているのだろうか。
確かに、闇を受けても大丈夫なのも、悪魔祓いに関して詳しいのも、それで納得が行くな。

後は聖水被って清めるとか、そんなところで今日の話は終わり。
スコーンの持ち帰りOKって事で帰りに貰ってきた! 部屋でも食べられる幸せ…!


【アイザック、バレット、セシル】

9/29

リコスから聞いていた、マクナーリアのところへ見舞いと協力依頼を兼ねて。
ロビーで本を読んでいた。読書が好きらしい。
商店街で、黒い犬に噛まれて怪我をしていたようだ。死者を操る者。

リザートパウダーも使っての治療……やっぱり、あの粉はかなり痛いらしい。
ともあれ、来月には退院できるようで安心した。けど、剣も壊れて、リハリビも必要……そんな状況で頼むのも、どうか、と思ったが。
ひとまずは話だけでもと思って。

あれからマーシレスとも会っていないらしい。
特に新しい情報はなく。代わりにオレから幾つか渡す。
要請に、マクナーリアはすぐに快諾してくれた。ちょっと、驚いた。怪我も治ったばかり、危険性も高いものだ。だからか。オレから依頼しておきながら心配にもなったが……放っておくわけにはいかない、って。
確かにその通りだ。協力も、有難い。けど、やっぱり、もう少し療養して剣も直してから、協力してくれ、とお願いしておいた。
後は連絡待ち。
そん時に情報を纏めた紙でも用意して送るつもり。いつかはちゃんと纏めた方が良いんだろうなとは思ってた。だいぶ情報がバラバラだ。

リコスとヨハネの事が心配だと、マクナーリアは。
リコスの方は冒険者を辞めて今は学生だ。ヨハネは度々事件の捜査にも協力してくれる。
今回のヤマは、そう簡単に誰も彼もと頼むわけにはいかない。
会った時には、人気のないところや裏通り方面を用心するように注意を。
従妹のリコスには退院後辺りに伝えてくれるかな。

朝作ってきたシュークリームを見舞いに持って行ったが。美味しかったようで良かった。
次はもっと作れたら。
見た目は、まあ。…どうやったら、綺麗に作れっかな…。

イザヨイは入院中。いつ頃退院かは不明。
マクナーリアも治ったばかり。本格的な協力までには、もう少し時間がかかるだろう。
セシリアは検討中。そしてあまり多くは動けないかもしれない。
コール、ぐらいか、今動ける人は。

どうにもまだ、人手不足か…?


【マクナーリア】

9/28

朝、出勤すればヨハンから伝言だって受付のヤツから。
どうやら昨日、オレが帰った後に伺っていたようだ。
「車椅子の彼」 きっと、あいつが向き合う日、祓う日が決まったのだろうと思っていたの、だけど。


渡された手紙と紅い結晶。
カルから。
死んだ、って
逃げでもなんでもなく、本当に あいつは
嘘、でも、狂言、でも、ない。
確かに。カルは。 もう身体も、消えて、残っていないようだけど。
現場は、森の中。
触れた結晶から流れてきた最期の記憶は、
悲痛だった。痛かった。赤かった。冷たかった。
でも……穏やかだった。

一人を守り抜いて、死んでいった。人を殺した事もある、賞金首の、あいつは。
償わずに、終わってしまった。
償いたいと願ったカルは、全て、終わってしまった。
…………オレが、あの倉庫街で拘束しなかったから? あそこで魔封じはせずに連れて行っていれば、こんな事にはならなかった?

この甘さで、命の危険に晒されて、或いは、死んでしまった、人達がいる。

けど――あいつが、カルが、あの場にいたからこそ、救われた人がいる。
そう思ったら、どこか自分も救われたような気持ちになる。自分が、だ。勝手だ。凄く自己中な感情だ。

本当に

アイズもヨハンもカルも
温かすぎる。
優しすぎる。
そんなところがあったって良いとか、正しかったとか、会えて良かったとか、
肯定、しないでよ  いっそ否定してくれよ
…そう思ったのに

結局、その優しさに、甘えてしまったのか

泣いてしまった

何でオレが泣くんだ。
抑えられなくなってしまった。優しさに甘えてしまった
なんて、
なんて、甘いのだろう。

オレがオレでなくなってしまうような、そんな風に変える気は勿論ない。
だけど、いつまでもこのままじゃいけない気がするんだ。自分にも他人にも甘ったるいままでは。すぐに揺れ動いちゃうような不安定なままでは。

まだまだ考える必要がある。明確な答えが見えていないから。けど、立ち止まっていてもダメだから。
進みながら考えていくしかない。
アイズにも時間ある時に、話しなきゃ。あんな顔も、……もう、見せたくないな。


――――
カル、お前は、幸せだったのか?
光った結晶に触れてみたら、今度はとても温かった。
霊園にいた、あのゾンビはカルのだったんだな。
楽しそうで嬉しそうで

あいつも独りでは、なかったんだろう。
それは確かだと思う。

下着泥棒の事は、忘れてほしいけど。忘れてほしいけど…!  あいつのその記憶を見たヨハンにオレの下着の色とか知られたけど…!!
それでも、思わず、笑ってしまった。久々にまともに笑ったような、気がする。

カルの手紙と結晶はしかと受け取った。
提出したから、後は向こうの判断というか処理待ちというか。
自警の色んな奴等に下着泥棒事件の一部始終まで見られる事になりそうだが、そこはもう腹括る。

やっぱり、生きて、償って欲しかったん、だけどな。

今は、悪魔の奴隷だろう、みたいな事が手紙には書いてあった。
今は……幸せ、なのか?
もしかして、まだ、全ては、終わって、ないのか?
気にかかる。


【ヨハン、紅い結晶】

9/27

制服を脱ぎたくなった。
そういえば頼んだのはいいけど酒飲んでなかったな

アイズにブルーの連絡先渡せた
バレットがアイズの闇を受けてくれているらしい 指輪と腕輪で繋がっているとか
もう少しだ
もう少しで祓える
4日、花水晶で会うらしい
オレも顔覗かせられたら
悪魔祓いの時は、傍に

ラクリモーサはどうしているかな
ゆっくりと他愛のない話がしたい
仕事ではない話を
それで少しでもあいつの気が楽になればいいな いつにしよっか  ……今のオレじゃ ダメかな

相談すればよかったんだ
何で抱え込んでしまうんだ
どうして一人でしまいこんでしまうんだ

みんなのせいじゃないって言ったって
オレが誰にも話さなかったから
それこそ、しまいこんだ結果の、全体の責任じゃないか

甘いのが評価された事もあるのだってわかってるよ
だけど
だけど
このままじゃ、もっとダメになってしまう

アイズ、お前、優しすぎるよ
優しくされると、それに甘えてしまいそうだよ
言葉も、手も、温かかった
温かいから、それに縋ってしまいそうになる

泣くべきはオレじゃない
甘ったれるな 甘ったれるんじゃない
きっと自分にも甘いんだ

いっその事否定して貰った方が、楽になりそうな、気がしてしまうのは、何故だろう?

進まなきゃ始まらないから
全て力に出来ればいい
そうなんだよ
終わりたくない 終わらない

だから

立ち止まってなんかない、立ち止まりたくない、
いつも、いつだって、繰り返し
羨ましいなんて言われるようなものじゃないよ。こんなすぐに揺らぐようなやつ 甘ったれたやつ

自分でもわかるくらいの感覚だった あんなひどい顔を見せてしまった
悲しそうな顔、させてしまった


【アイザック】

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