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図書館、資料館に書き溜めてきた日記やSS(小説)を保管するところ。
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アイズがバレットのところへ話しに行くって聞いたから、オレも顔出しに。
何だかんだでバレットとゆっくり話した時もなかった気がするな。
アイズとも淡桜以来だ、ちゃんと話をしたのは。……あの日の続きは、明日の訓練の後という事にして。

悪魔祓いについて、となるとやっぱり傍で聞いていたいのが本音。勿論、当日参加するつもりだし予め色々知っておいた方が良いだろうから。
今日はアイズの故郷をもっと深く知る機会にも、なった。

まずは話の前にサンルームのガラス直しらしい。何か矢文が飛んできた、とか。若気の至りでも何でも、用件があるならば普通に郵便で送れば良いんじゃないかなァ…とは思うけど。
そのガラスもアイズの修復魔法で一発だ。
緑色の冒険者。自警に報告済みらしいから、また確認してみよう。

バレットの料理が豪華かつ美味すぎる。
エクレアとかトマトシチューとか提案貰った! 今度挑戦してみるぜ。
シチューはコンソメベース、加熱用トマトを煮込んで。加熱用、これ重要。
気が付けばお菓子のレシピが多くなってるのは何でだろうな、そういや。スイーツ男子ってのもなァ……。
冬の、雪が降った日に……料理の持ち寄り会、楽しそうだ。それまでにいっぱい覚えとかなきゃ。

セシル。元は囚人で、今は仮釈放されて賞金稼ぎ。
何の事件、だったけか……そんなに前でもなかった気がするが。
ギルバート殿、と呼ばれるとどうしても思い出しちまうな。
この街に助けられた、人達は沢山いる。セシルも、なんだな。
沢山の事情と視点と。無論だ。見て、知って、仕事していくんだ。
あいつも、頑張っていくんだろうな。街の為に。償いの為に。 ……応援してる。

本題。話は、アイズの故郷と呪いの事から。
精霊と人が共存する北方の街。リュミエール。
精霊の声で、街の方針も決まっていく。そしてその彼らと通じている精霊術士は、位が高い。アイズの家は特に高かったようだ。
呪いをかけた幼馴染。同じ位。仲が良かったはずの相手。
わざわざ、魔女狩りの対象になるという危険を冒してまで、悪魔を召喚してアイズに呪いをかけた理由は?
ああ、やっぱり、そいつが誰か解ったら、会えるなら、話がしたい。直接、聞いてみたい。それこそ、色々。
悪魔を召喚した張本人。魔法陣と本が残っていた。思い出そうとすればするほど、アイズにも負担がかかる。記憶が抜け落ちがちな理由は、呪いと関係しているらしくて。前に聞いた、実体化してしまった…黒い翼…を切り落とした時に、一緒に幼い頃の事まで消えてしまったらしい。文字の書き方、まで、も
でも、家族の顔はちゃんと覚えていた。…良かった。

家族を大事に想う、気持ち。
生きる為に契約した過去、契約した事はもう変えようもない。
だけど、その終わりも、もう、すぐそこまで来ている。
前を向いていこう? また家族と会えて、笑えれば、それで良いじゃないか。
祓いさえ、出来れば――
無事、終わって、故郷であいつが家族と再会できる日、オレが初めて会う日。そんな日が、待ち遠しくて。

悪魔祓い自体に危険性はそうないだろう、と。それには安心した、
けれど、ちょっかいをかけてくる輩も、いる、かもしれない。 魂を繋ぎとめる魔法。
興味本位なんかで、仕掛けられちゃ、たまらない
当日の任務は、必然的に、護衛。特にラクリモーサとアイズは、動けないだろうから。
バレットはアイズへ降りかかる害の肩代わりの役割で、戦闘も出来るけれどやっぱり二つも担当させるのは…な。
人手が足りない。護衛ももっといた方が良い。
けど、誰に頼む? 闇祓いの時は、コールやディアナ、ラフィ、アイムが協力してくれた。アイズの悪魔の事を知っているのは、いただろうか。ラフィは今、旅行中らしい。
後は聖の力ももっと。聖術を使える人に、頼まなければならないか。

バレットが、悪魔? って事は、契約、しているのだろうか。
確かに、闇を受けても大丈夫なのも、悪魔祓いに関して詳しいのも、それで納得が行くな。

後は聖水被って清めるとか、そんなところで今日の話は終わり。
スコーンの持ち帰りOKって事で帰りに貰ってきた! 部屋でも食べられる幸せ…!


【アイザック、バレット、セシル】

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