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図書館、資料館に書き溜めてきた日記やSS(小説)を保管するところ。
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・マクナーリア殿より、闇祓いの護衛の依頼。
14日、エターナルパレス。
クエストギルドにも同じ依頼があるらしいのを、確認。
協力者は6日時点で7人、シスター殿の協力も受けているとの事。
闇の魔物化、暴走、賞金首。そんな、危惧も幾つか。

リコス殿に友情を拒ませる、闇の魔法をかけた者がどこかに。闇堕ちするかもしれない、という可能性。
早急に解決する必要がある。
かつて私も、魔法ではないが、そのような刀を持たされた。
ベランジェール殿やヴェルデッタ殿たちの御陰で、今こうして、光も持つ刀になっている「月光」。
リコス殿も護衛に手伝ってくれたあの日……今度は、私が護衛を務めさせて頂こう。
しかし、ベランジェール殿は元気にしているだろうか。暫し、会っていない。

闇祓いに行く事、コタロウにも話しておこう。

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付き合って、ほぼ一年……
色々あったけれど……ついに、此処まで辿り着けた――――


 それはとても暖かな日だった。
 舞い上がる花弁は、桜花の獣人の二人らしく桜。
 花吹雪に囲まれて、バージンロードを歩く抹茶髪の猫。真っ白なウエディングドレスに身を包み。傍らの濃紺髪の黒豹は黒のタキシード姿で。
 金茶の瞳は、澄み切った春の青空を仰ぎ、……傍らに寄り添って歩く黒豹の赤い瞳を覗き込んだ。

 度々聞こえてくる様々な声には照れくさげになったりしながら、


『なぁ――我が儘かもしれぬが、』

 猫は口を開く。

『新婚旅行で桜花の国に行ったら、白無垢と羽織袴も着ような?』

『今回、此処では「ヘレン・ハイネ」――
そして桜花の故郷にて「琲音憐子」として、お主と永遠の愛の誓いを立てたい。
父上と母上にいつか見せてあげたかった姿を、だけど見せられなかった姿を、あの街であの場所で見せてやりたいのだ。
良いだろう? 悪いが、勝手に決めさせて貰うぞ。決定だ!』

 彼はどんな顔をしただろう。びし、と手袋に覆われた指を戯れに突きつけてみせて。
 それから、手を降ろし、
 純白のヴェールを揺らして、愛しげに金茶を細め微笑む。


『――――愛してるぞ、コタロウ。
これからもずっと共に傍に居てくれ。』




(本日は4月1日。)
(そして、「黒豹の夢」の「四月馬鹿」へ続く――)


(続きのコタロウくんバージョンはペティット内の図書館にて。)


すっかり寒くなってきた。

もっと蕎麦や緑茶を好む者が増えてくれたらとても嬉しい。
マスターの正体は気になるところだ、本当に……!

ユベルティ殿とは久々に会う。
劇や闘技大会のことは……またコタロウに会ったら聞いてみよう。
大会は、私はちょっと参加出来そうにないがな…。
大食い大会の再来で婚約、なんて…………うぬぬ。

ニョロニョロ動く素麺みたいな何かが凄く気になるのだが! …でも、見かけたら頑張って食べてみよう、うん。
来年の夏に、水着着て流し蕎麦大会。
姉上に頼めば、きっと必要なものは用意してくれるだろうな。前に流し素麺やりたかったなんて言っていたし。
せめてその時まで、マリア殿がいてくれたらとても嬉しい。

療養院で何度も姿は見ているはずなのに、バレット殿のことすっかり忘れてた……うう……申し訳ないな……。
キャロットグラッセは甘くておいしかった。

ミツキ殿からの依頼。ドラゴンの討伐。
そういえば、詳しく目的とか聞いておらぬなぁ……忘れてた。
しかし、討伐しなければ困る事があるのは確かだろう。
まぁ、また討伐メンバーの顔合わせして依頼の説明をするらしいからその時にわかるか。

困っている者を助けるのが、街の人を守るのが、私の使命だと思っている。
沢山この街の人にお世話になったのだから、その礼もしたくて。
完全に潰える事はないとはわかっていても、それでも少しでも、人々を困らせる者を減らしたい。……そう思う。


〔シェリ、ユベルティ、ミツキ、バレット、マリア〕

ライチ殿からのお土産。
可愛らしい空飛ぶハンカチ。大切にしよう。
次会ったら、お礼を言わねば。

……何を迷っているのだ、全く……。
彼女なら大丈夫なのだから、躊躇う事はないではないか。
早く彼に手紙を送ろう。

シュア殿。巫女装束……恐らく同郷の方。
蛇殿を連れていて、蛇繰りなるものをやっていた。
流石に蛇殿が石を飲み込んだのは驚いた……!
お腹が空いていたようなので、握り飯を渡す。困っている者を助けるのは当然の事。…優しい、か……。
お礼に毒を頂いた。麻痺毒……仕事復帰後に使えそうだ。
本当に、この街の人達は温かくて優しい。大好きなんだ。とても……。


(25日に追記された文章。)
早く送ろうと言っておいて、今日やっと手紙送るとは……。
ベランジェール殿に申し訳が立たんな……。


〔シュア〕

刀の始末……というより譲る?
そんな方法があるとは……確かに、刀を壊す方法も思い浮かばぬし……。
ベランジェール殿は既に闇に墜ちている? だから持っても問題ない?
氷で固めて持ち歩く、と……。
しかし、本当に大丈夫か心配だな…………。
……何を躊躇っている。早く、エルフ殿に聞かねば……。

餡子のパンケーキおいしかったなぁ。
栗の甘露煮も!


〔ベランジェール、リン〕

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