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図書館、資料館に書き溜めてきた日記やSS(小説)を保管するところ。
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走って、走って、人目の集まるワイバーンタクシーの発着所の様子に耐えきれなくなって逃げた先――。
 段々喧騒が聞こえなくなってきて、段々静かな波音だけがこの耳に届くようになってきた。きっとここは街の外れ。
 胸が痛い。痛い。苦しい。そういえば怪我していたんだった。まだ治っていないんだった。
 痛い。徐々に息がしづらくなってきて、今にも呼吸が止まってしまいそうな気持ちの悪い心地で、
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「――これを囚人ルシファーのとこに差し入れてくれないか? あァ、そう、真っ白な翼が生えたヤツな」
街のとある一画。清掃員の服装として、エプロンを纏い、角を避けてすっぽり収まるように頭に巻いた三角巾姿の、アルバイト中の黒竜がいた。
 ――その下はこの後すぐに自警団詰め所へ出勤出来るように、いつも制服のアンダーに着込んでいるシャツとズボン、ロングブーツの格好ではあるが。
 あともう少しで副業の清掃業務が全て完了する。
 日も昇り、辺りもすっかり白んで空も青くなり、今日も今日とてジリジリとした真夏の光が差し込んでくるといった、そんな頃に――
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