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図書館、資料館に書き溜めてきた日記やSS(小説)を保管するところ。
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9/27

制服を脱ぎたくなった。
そういえば頼んだのはいいけど酒飲んでなかったな

アイズにブルーの連絡先渡せた
バレットがアイズの闇を受けてくれているらしい 指輪と腕輪で繋がっているとか
もう少しだ
もう少しで祓える
4日、花水晶で会うらしい
オレも顔覗かせられたら
悪魔祓いの時は、傍に

ラクリモーサはどうしているかな
ゆっくりと他愛のない話がしたい
仕事ではない話を
それで少しでもあいつの気が楽になればいいな いつにしよっか  ……今のオレじゃ ダメかな

相談すればよかったんだ
何で抱え込んでしまうんだ
どうして一人でしまいこんでしまうんだ

みんなのせいじゃないって言ったって
オレが誰にも話さなかったから
それこそ、しまいこんだ結果の、全体の責任じゃないか

甘いのが評価された事もあるのだってわかってるよ
だけど
だけど
このままじゃ、もっとダメになってしまう

アイズ、お前、優しすぎるよ
優しくされると、それに甘えてしまいそうだよ
言葉も、手も、温かかった
温かいから、それに縋ってしまいそうになる

泣くべきはオレじゃない
甘ったれるな 甘ったれるんじゃない
きっと自分にも甘いんだ

いっその事否定して貰った方が、楽になりそうな、気がしてしまうのは、何故だろう?

進まなきゃ始まらないから
全て力に出来ればいい
そうなんだよ
終わりたくない 終わらない

だから

立ち止まってなんかない、立ち止まりたくない、
いつも、いつだって、繰り返し
羨ましいなんて言われるようなものじゃないよ。こんなすぐに揺らぐようなやつ 甘ったれたやつ

自分でもわかるくらいの感覚だった あんなひどい顔を見せてしまった
悲しそうな顔、させてしまった


【アイザック】

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9/24

少し長い休憩になった。
ヤドリ樹の時の通り、ノキエルから、イエスかノーか返答を求める手紙が来た。
勿論、方針に沿って、答えは「ノー」だ。 元々、信用できる要素は、なかった。

挟みこまれていた写真。
紛れもなく、こないだのハーバーライトにいた、あの商人。案の定、ノキエルだった。
畜生。
舐められている。

ベルナートに声をかけられる。独り言を聞かれていた、ようだ。
悩み事が多いのは、まあ。  使命の話。信用を貶めるような事は、前っからだ。
考えてみれば、昔から変わらないんだ。減りはしたかもしれない。今の方がずっとマシだろう。でも、なくなっていないんだ。
元々オレがサボり魔だった事、知ってたらしい。一年半前から、入団していたのか。
何気に先輩なワケだが、今はどうだって、いいか。
後輩で年下のライデンも、考えはブレずにしっかり持っている。そこだけは、羨ましい。
揺れるオレだからこそ――でも、あっちへ行ったりこっちへ行ったり迷ったり そんな安定しないオレだ。見てて安心できないとは思わないか? 自分で思う。

倉庫街の詰め所捜査ももう半年近く前になる。
ヴァイスともベルナートとも、今こうして、一緒に仕事をするようになっているんだ。
フィリストはどうしてるのだろう、なんて何となく口にしてみれば、元気にさせている、という返答。 …元気に、させて、いる……? 何か不可解。

あいつの言葉は、所々適格だ。痛いところを、突かれる。
犯罪者を信頼しているから?
脱獄事件の事を言っていた。確かに、親友を脅しに使われたから、鍵を渡したんだ。場所を教えたんだ。
けれど、他にも信頼する人の顔が思い浮かんだ。或いは、きっと信頼しているんだろうなってぼんやり思う人とか
これは罪か?
でも、結果、甘くなってしまうのか。だからなのか。
だけれど、厳しかったら、感情を抱いていなかったら、もうとっくに、殺してしまっているんだろう。
立場なんて関係ないんだ。
立場に括られたくないんだ。

だからなのか?

煙草の軌道は確かにオレのところを
ベルナートが犯罪者だったら、死んでた?
それに気付く事すら、遅れていた。
仲間や信頼する相手を、警戒する理由なんて、ないから。
だからだ。
マーシレス――内部にいるかもしれないヤツも、堂々と

後手。
猛虎隊と比べられるような言葉に、聞こえて
少しだけ、むっときた。
でも、オレに何か言えるだけの弁はなかった。

「犯罪者とお話出来る駒」
あいつの、オレの評価、らしい。

犯罪者を救っている暇はない?   そんな事
オレの救いたい人が、 そこに、いるから
いるから
立場なんて

また、堂々巡りかよ?


嗚呼。妙に、寒いな、最近。
なんたって秋だもんな。



【猫の自警団員】

8月、港の倉庫街
猫を解体しようとしていたマーシレス ナイフ複数本所持
止めようとしたセシリアを見て、マーシレスがナイフを投げた いきなり六ヶ所
襲撃の理由→再配分されるべきでものでなければ、何でも良かった
猫でも人でも誰でも? 再配分の対象ではないセシリアを襲った理由は  見極める為…?
その後「見つけた」とマーシレスが発言した事から、セシリアの事も前から知っている可能性。しかし本人に見覚えはあらず。
セシリアが何かしらの事に力を貸したのを見ていて、再配分の対象外と認識

セシリアを見定める為のお試し期間  コールと同じく遊び感覚?
一定の段階としての見極め
野放しにしていい保証が欲しい
クロノドラ、クヴェール、ギギザザ、フラネス、レッドポイント
今はマーシレスと呼ばれている

以前は、マーシレスでない別の名前だった?

ルールについて「知る必要はない」

中指=2メートルほどの黒い剣 闇に紛れて見えづらい 「屍色の爪」 ルインに向ける為の切り札 フラネス  元々暗殺用
人差し指=(発言からの推測)フランベルジュ

セシリアのフランベルジュは赤い刀身 マーシレスは自分のが人差し指がそれだと言う。主に形状の事を指していたのだろうが。


上半身は基本念入りに隠すもの。ならば下は?
マーシレスの足元を見てみる

黒づくめの下→細身?


――――――


9/22

セシリアから聴取出来た。マーシレスの件は検討してくれるようだ。どこまで動けるかは解らないみたいだが。
ブルーから連絡先のカード貰った。アイズに渡す。

一体、オレは何年自警をやっているんだ。
悪魔に場所を弁えろと言った昨日。
寧ろ、オレは、立場を弁えろという話だろう。

感情が絡む。
捨てられないし、捨ててはいけないもの。
それでも。公私すらも未だに分けきれていない。
私情も絡む。
何度も何度も何度も何度も絡む。だから、上手い具合に付き合っていくしかない。のだが。

信頼の失墜。
機能低下。

結局オレはその一端を担ってしまっているんだ。

拒まれれば、もう突っ込みはしない。
本人から言われた以上は。
ただ、祈るしか。

何故、ノキエルに気付かなかった?
変装すらも、見破れない。

ヤドリ樹の時だって、マーシレスにも、ノキエルにも、刃一つ突き立てられずに。
いつもいつも、逃げられて、ばかり。
堂々と現れられてしまう。

事件が減らない。
何度も破壊されてきた。

舐められてる。
甘い。
甘ったるい。

定めた道から外れず、突き進みたい中で、甘くなりすぎない為には。

どこまで、厳しく、なれる?

あいつの一人の友人でもある。
だけど
オレは、「自警団員」だろう?


仕事について、一度見つめ直さなきゃ
何の為の此処なのか、何の為の使命なのか オレが此処に居続けている理由を忘れるな



【セシリア、旅商人風の男(ノキエル)、イェンス】

イザヨイがクロノドラで調査中、影隠しの森にて襲撃を受ける。意識不明の重傷。花水晶施術療養院へ転院。
犯人など詳しい事は事情聴取の結果待ちなものの、レッドポイントの誰かの可能性? クロノドラにはアイレスとイジアスがいるという情報も聞いていたが故に。
マーシレス捜査の危険性が高まる。予め今回の例を良く話した上で、協力を求める。
オレとアイズは協力者達と捜査。けれども基本的にメインは協力者。
賞金首からの協力要請は拒否。絶対命令。
イザヨイの事情聴取、アズ担当。
ブルーへの交渉、アイズ担当?

マーシレスにまだ聞きたい事。知りたい事。
未だ基準の解らぬ、ルール。
判明していない戦闘能力。弱点は、どこかにあるか、とか。

マーシレスは自警団員の可能性大。
街中詰め所勤務。末端。情報・諜報系。獣人。目立たない。素行に問題あり。
入団或いは異動時期は? 内部の一部しか知らないような小さな情報で引き出しを。 マーシレスについてのタレコミが来たのは8月。


――――――


9/21

隊長に報告を兼ねた話し合い。
他にマーシレスと遭遇したアズやアイズとも一緒に。
ハーバーライトはキリイの時以来かな? 静かで居心地の良い店だ。

商店街の事件、そうだ、二人は結構前線の方に行ってたん、だっけ。
アズが最初持ってたカルの手配書。 ……自警、殺してたのか、あいつ。
それでも、塔が崩れた頃には、気持ちも変わったのか。次は、もう少し話を聞いてみよう。

事件は減らない。物騒な事は減らない。
イザヨイが襲撃されたという報告。
やはり危険度が高い、ヤマである事に違いはないのだろう。外部協力者との連携についての方針決めも。
ダークシルフの時とはまた違う連携を取らねばならなさそうだ。

マーシレスとの遭遇、得た情報、オレよりも、報告しつつ。

近くに座った男。オレらの方を見てにやついていた。
どうにも怪しい野郎だと思えば
悪魔。カルの。
一番厄介だと言っていた、あのローブ男か。
光の元へ行って何がいけない? 闇から光へ行く事の、何が悪い?
あの言葉はカルの事を示していたとは解っている。だけど、悪魔の事知ってか知らずか、アイズの前で、あんな事言って、腹が立った。
惑わされる事はないんだ。
オレも仲間もみんな此処に居る。居るから、何も不安に思う事はない。
オムライスなんていっくらでも作ってやる。
もう、独りなんかじゃないんだから。

お喋りな悪魔。苛々する。
場所を弁えろ。店で、騒ぎを起こすな。やりあうならば、屋外だ。
その前に、ヤツは消えていったが。
相当、面倒な相手そうだ。これを祓わなきゃいけない、わけか。
店員も皆無事で、怪我人はいなかった。唯一の器物破損、カップはアイズの修復魔法で。パーツが揃ってさえいれば、粉々でも直せるらしい。これからも頼む機会が、増えそうだな。

カルの悪魔もいなくなったところで、改めて話の続き。
隊長のプロファイリング。マーシレスの犯人像。
色々出てきた。
これだけでも、だいぶ、絞れたと思う。

やっぱり、自警と賞金首が協力するわけにはいかない……そりゃ、そうだよな。
ルインとノキエル、二人とも、聞かれた時には拒否を。
オレらは、動かない。協力しない。それだけであって、…市民が動く。
賞金首と、ブルーと、協力者。ブルーに交渉を、アズが……じゃなくて、アイズに、なったのか? 最後、アズから任せられて凄い慌ててた。
あいつの連絡先か……オレも、知らないな。

ルインは、子供に優しいらしい。
仲良く遊んでいた姿を見た人がいたって。
そういう面も、あるのか。
想像すると、とても賞金首だとは思えない。微笑ましくなってしまう。
まぁ……本人に聞いてみたところで、答えてはくれないだろうが。

朗報ひとつ。
第六の給料が来月から5%上がるらしい!
やった!!
昇給はやっぱり嬉しい。というか滅多にないわけで。
けど、喜ぶ暇もない。
まだまだ、やるべき事が山積みだ。セシリアとは明日、聴取と要請。イザヨイのケースもしっかり説明しておかないと。よくよく考えて貰わないと、今回は本当に、危ない。

カルの出頭について詳しく話す時間はなかった。
次の機会、か。


【アズライト、アイザック、バートレット、金髪赤目の男】

9/20

仕事の後、実家に行ってクローゼットをひたすら漁った。親父とお袋が何か驚いてたが、お構いなしだ。
奥の方に埋まっていた服が何着か。
どれもボロッボロ。最後に来たのはもう3、4年前か。ロクデナシの服。そんな時代の服だ。
さて、今回のヤマで着る機会はあるのかどうかは解らない。が、これからの捜査でも使える時はあるだろう。
まァ……問題は……角、なんだがな。
一番覚えやすい特徴であるコレを、どう隠すか。

服見つけ出して家を出ていく頃にはすっかり夜だ。
通りがかった倉庫街で何となく月を眺める。昨日だったか、満月は。今日も普通に丸く見えるけど。
風も冷えてきた。夏のような湿っぽさはどこにもない。
秋が来た。

一人で月見みたいな事をしてれば、聞こえたのは金属音。
真っ黒だったから、一瞬、マーシレスかと思いかけたが、違った。
車椅子に乗った男、それを押すローブの男。
……カル・マゲイア。賞金首。
そう、久しぶりだった。あいつは、ラクリモーサの脱獄幇助もしたヤツ、だが、ダークシルフの事件でジルを助ける時にこっそり手伝ってもくれた。敵なのか味方なのか、不思議なヤツ。
わざわざ自警であるオレのところにやってきた。何の用かと思えば、話をしに来た、らしい。

物見の塔、商店街での事件。加担していた、一人。
でも、その時に、気持ちが変わったらしい。前から心境の変化も、あったっぽくて。
カルも、温かさに、救われた一人なのか。
出頭の願い。
償いたい、って、言うんだ。
本当にその気なら、勿論手伝うし、受け入れよう。その為にもあるんだ。あの場所は。
救えるならば。救われたいと願うのならば。 いつでも。
しかし、一つだけ、問題があるというのだ。
使役しているという、悪魔や霊たち。手錠だかで魔封じされてしまえば、そいつらの制御が効かなくなる、と。つまりは、暴走してしまう。
暴走した悪霊達が街の人に襲い掛かったらどうする? それこそ、問題だ。
それを何とかしなければ、出頭が叶わない。
悪魔の一人を除けば、後は無理矢理にでも契約を切らせる事は可能らしい。
一番の問題は、その悪魔の一人。
カルの車椅子を押す、ローブ姿の男は、嘲り笑っている。そいつこそが。

聖術を使えるヤツが必要……とはいえ、アイズに頼めるものではない。闇に近づけたくないし、何よりも悪魔関連、だ。
丁度、通りがかったのはヨハン。真っ白な神父っぽい服を着ていて、どっかの宗教団体の人らしい。最近この街へ来たようだ。
戦う神官さんなのだろうか。笑顔が怖かった…。
聖術使いさんでもあるらしく。ならば、とお願いする。
だが、あくまでも護衛と支援くらいの使用で留めてほしいとも要望しておいた。
説得での破棄。
一発で祓うよりは、その方が良いとオレは思う。禁術と呼ばれるものに手を出し、そいつらを呼び寄せ、引き込んでしまったカルが、自分で責任を取るべきだ。
ケリを付けるべきなのは他でもない。自分自身の力で、乗り越えなきゃさ。
祓うのは、本当に命の危険が及んだ時。の最終手段だ。

子供が好きだという。だからジルの事にも手を貸したとも言っていたし、この時リコスにも友好的だった。
けれど、商店街の事件に巻き込まれた子供だっていたと思うんだよ。
その子達の事も考えれば、さ。
魔法の適正?というものもないらしい、が故に、あのような術に手を出していたとも、色々聞いた。
体質ならば、どうしようもない事なんだろう。が。
今日もオレは両親と会ってきたばかり。血の繋がった兄弟もいないし、名家とか跡継ぎの事、は、あまり解らないけれど。
どんな理由や事情があれ、それでも罪を犯した事に代わりはない。

リコスが夜の中の倉庫街を一人で歩いていた。こんな時間にこの場所は、危ない。マクナーリアも心配していると思う、……が、そのマクナーリアも怪我をしてしまっているって、…商店街で。まさか、あの事件に巻き込まれた? 大丈夫、だろうか。
何故いたのか。理由を聞いてみれば、探し物をしていらしい。それでいつのまにか暗くなってしまっていて現在に至ると。
虐め?
学院の同級生と上級生に、嫌がらせを受けたって。物を、隠されたって。
虐め。
紛れもない、虐げる行為。  を、リコスは受けたんだ。
ふざけるな。
もう、今は、大丈夫だと、何の根拠があって安心しきっていたんだ。奴等のような野郎は、どこにだって、いるってのに。どこにだって、そういう事はあるってのに。 そういう事する輩は、普通に、どこにでも、いるのに。少数、であっても。
けれど、リコスは、あの時のオレとは違った。やられたままは嫌だから仕返ししてやるって、ハッキリ言っていた。
何だか安心した。そうだ、嫌な事されたら、仕返ししてやれば良い。
だけれど、同じ事はするな。
同じ事だけは。
オレは、同じ事を奴等にした。やられた分だけ、同じ事をやり返した。それで、…一瞬で奴等と同類に成り下がった。だから、ロクデナシに一時期は陥った。
リコスがやってやるつった仕返しは、「学院の七不思議を話して怖がらせてやる」って。何か、和んでしまうくらい。
思わず笑ってしまった。怪談で怖がってしまうような、本当は気の小さい人達なんだろうか。寄ってたかって集団でなきゃ、強くきつく言えないような、そんな感じなんだろうか。 ……そいつらとも、仲直り、出来ると良いな。
昼間明るい時間に、また。一緒に探してくれる友人も、いるらしい。良かった。時間が合えば、オレも探してあげたいところ。さりげなく、カルも協力する、なんて言ってたけれど。
幽霊はいるぜ。経験済みだ。とっても経験済み。
耳を触るのも絶対厳禁だ。尻尾にも跨られた。いきなりされっと吃驚すんだろ。

そういや、途中で誰かが通りがかったような、気もすんな…。見覚えもあったようななかったような。気のせい、か?

帰りはリコスを家まで送る。
カルをこの場で出頭させる事は、叶わなかった。
まずは。祓うところからか。
オレも当日立ち会わなきゃ、だろうか。事が済めば出頭には連れていくが。
明日、この事を報告出来っかな。


【車椅子(カル)、リコス、(ピエット)、ヨハン】

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